IT業界で、最近リモート業務が増えてきていて在宅の作業環境を整えたいと考えている方いらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、リモート業務を行う際に作業効率を上げることのできるモニターについて解説していきます。
リモート業務が多くなっている方やモニターに興味のある方はぜひ、参考にしてみてください。
目次
エンジニア向けモニターの選び方
エンジニアがモニターを使うメリットを説明し、モニターを欲しいと思う方が増えていたらうれしいです。
モニターを買うとしても様々な種類のモニターがあり、どういう基準でモニターを選べばいいのか迷うと思います。
モニターの選び方を紹介していきます。
画面タイプ
・スクエア
画面の横と縦のサイズの割合が5体4で横幅をあまり取らず、作業スペースに置きやすい特徴があります。
Webブラウザやwordなどのソフトを表示する場合に見やすく表示することができます。
・ワイド
画面の横と縦のサイズの割合が16対9または16対10の作業スペースを広く取ることができるという特徴があります。
モニター1つに複数の画面を表示することができるようになっています。
・ウルトラワイド
画面がワイドよりもさらに横幅が広く、横幅が縦幅の2倍くらいあるのが特徴です。
ワイドを使ってみてさらに大きいサイズのモニターがほしいと感じた方はウルトラワイドがいいと思います。
画面の仕様
・グレア(光沢)
色が鮮やかで静止画や映像などをきれいに移すことができます。
表面につやがあるため反射しやすくノングレアに比べると目が疲れやすいという特徴もあります。
・ノングレア(非光沢)
反射を少なくする為に特殊な表面加工がされており、目が疲れにくいという特徴があります。
また、特殊な表面加工をしているため画面にキズが付きづらくなっています。
・アスペクト比
アスペクト比は、画面の縦と横の長さの比率のことを言います。
1:1、4:3、16:9など様々な比率に変更できるようになっています。
最近は16:9が主流になっています。
・表示色
モニターが表示する色についてもモニターによって色の数が異なります。
1620万未満や1677~10億6000万未満など様々な数から選ぶことができます。
・解像度
解像度は画面に表示される点の数を表し1920×1080が主流になっています。
数字が大きい方が細かく表示することができ、画像や映像をきれいに表示することができます。
・応答時間
応答時間は画面が黒から白(白から黒)に変わる時間のことを指します。
8msが主流で数字が小さい程残像が少なくなります。
パネルの種類
・IPSパネル
IPSパネルは、視野角が広く、色が安定しやすいので目に優しいといわれています。
応答速度は少し遅いですが、画質の高さが特徴で表示が難しい色を表示したい場合に相性がいいです。
・VAパネル
VAパネルは、純粋な黒を表示することができ、コントラスト比を高くしやすいです。
IPパネルに比べると視野角が狭く、斜めから見た場合には性能をフルで発揮できないです。
・TNパネル
TNパネルは、低コストで応答速度が早いという特徴があるパネルになります。
ですが見る角度によっては、色が少し変わることもあります。
・ADSパネル
ADSパネルは、IPSパネルと同様で視野角が広く、色が安定しやすいです。
IPSパネルとの違いとしましては、ADSパネルの方が値段が安いです。
入力端子
入力端子については、様々な種類の入力端子がありますが、自身が保持しているパソコンと接続できるものを調べて選びましょう。
基本的には、HDMIとUSBを使う機会が多いですが、それ以外の入力端子を使うこともあります。
エンジニア向けモニターの主なメーカー
メーカー | 特徴 |
Dell | 用途に応じたシリーズを展開している |
EIZO | 医療用や産業用としても活躍 |
LGエレクトロニクス | 液晶パネルでも有名なメーカー |
IODATAPC | モニター国内屈指のシェア率 |
BenQ | コスパがいいモニターを販売 |
Acer | お手軽なものからハイテクまで販売 |
エンジニアにおすすめのモニター5選
ここまでの話でモニターを購入したいと思った方いらっしゃるのではないでしょうか。
エンジニアの方が使いやすいモニターを5つ厳選しておりますので、紹介していきます。
※本記事では、すべて税込みで記載しています。
商品名 | Amazon値段 (2024年9月現在) | 画質の仕様 | パネルの種類 |
EIZO EV2456-RBK | 19000円 | ノングレア | IPSパネル |
I-O DATA EX-LD2383DBS | 12800円 | ノングレア | ADSパネル |
LG モニター ディスプレイ 24MP400-B | 13498円 | ノングレア | IPSパネル |
Dell 23.8インチ S2421H | 26200円 | ノングレア | IPSパネル |
ASUS VZ239HR | 18248円 | ノングレア | IPSパネル |
EIZO EV2456-RBK
メーカー | EIZO |
Amazon値段 (2024年9月現在) | 19000円 |
画質の仕様 | ノングレア |
パネルの種類 | IPSパネル |
EIZO EV2456-RBKは、24.1インチのサイズで作業スペースに置きやすいサイズのモニターになっています。
フルHDで縦方向が大きくなっているので、思っているよりはモニターのサイズが大きく感じるかもしれません。
また、入力端子がDVI、D-Sub、HDMIなど様々な種類に対応しています。
上記以外にもブルーライトを約77%カットや高さの調整、縦モニターにできるなどの機能もあります。
ですが、機能性が高い分値段が少し高くなっています。
・多くの機能を使用したい人
I-O DATA EX-LD2383DBS
メーカー | I-O DATA |
Amazon値段 (2024年9月現在) | 12800円 |
画質の仕様 | ノングレア |
パネルの種類 | ADSパネル |
I-O DATA EX-LD2383DBSは、23.8インチのモニターとしては少し小さいと感じるサイズですが作業スペースに置きやすくなっています。
3年間の保証と土日対応がついてくるため、サポート体制が充実しています。
画面サイズは少し足りないと感じることはあるかもしれませんが、低価格で購入できるというメリットもあります。
また、縦モニターとしても使用することが可能になっています
・比較的にサイズが小さいモニターを探している人
LG モニター ディスプレイ 24MP400-B 23.8インチ
メーカー | LG |
Amazon値段 (2024年9月現在) | 13498円 |
画質の仕様 | ノングレア |
パネルの種類 | IPSパネル |
LG モニター ディスプレイ 24MP400-B 23.8インチは、お手軽価格で購入することが可能なモニターになります。
特徴としては、ブルーライト軽減機能を搭載しており目に優しく解像度がFHD1080pでビジネスの最適な解像度になっています。
また、モニターサイズは少し小さいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、作業スペースに置きやすいサイズになっています。
・お手軽価格でモニターを購入したい人
Dell 23.8インチ S2421H
メーカー | Dell |
Amazon値段 (2024年9月現在) | 26200円 |
画質の仕様 | ノングレア |
パネルの種類 | IPSパネル |
Dell 23.8インチ S2421Hは、フルHDモニターの中でもかなり人気のあるモニターになります。
特徴としては、スペックが高いですが、1万円台というお手軽な金額で購入することが可能という点になります。
主なスペックは、目が疲れづらいフリッカーフリー機能・ブルーライト軽減機能の搭載やスピーカーを搭載しています。
また、IPS液晶のため画面の色あせなども少ないです。
・目の疲れを軽減したい方
ASUS VZ239HR
メーカー | ASUS |
Amazon値段 (2024年9月現在) | 18248円 |
画質の仕様 | ノングレア |
パネルの種類 | IPSパネル |
ASUS VZ239HRは、23インチでスリムな画面サイズになっており、作業スペースを確保しやすいです。
また、金額が1万円台で購入することができ、お手軽な金額になっています。
機能は、ブルーライトカット機能を搭載しているので、目への負担を減らすことができます。
デメリットは高さ調整をすることができない点になります。
・作業スペースが狭い人
エンジニアがモニターを使うメリット
エンジニアがモニターを使うメリットとして、大きく作業効率を上げるというメリットがあります。
具体的にどのような場面でモニターを使い、使うメリットがあるのか解説していきます。
複数画面で作業できる
エンジニアは、複数の画面を用いて作業をすることが多いです。
例えば、パラメータシートを元に実機の設定を行う場合には、1画面の場合片画面にパラメータシート、片画面実機を表示させル方法またはパラメータシートを見たいときに画面の表示を毎回切り替える方法があります。
上記の方法ですと画面が見づらかったり、作業時間が多くかかってしまいます。
モニターを使用することで、画面が見づらかったり、画面を切り替える必要がなくなり、作業効率を上げることができます。
大きな画面で作業できる
エンジニアの仕事の中で大きい画面でないと見づらい画面を表示することがあります。
例えば、linuxでエラーメッセージなどを見る際にメッセージが長く変なところで行が変わったりしており、メッセージが見づらいといったようなことがあります。
上記ですと、1つのエラーメッセージがどこまでかわからず、エビデンスがきれいに残らないといったことが起こってしまいます。
大きな画面で表示することで、画面の内容が見やすくエビデンスなどもとりやすい状態になることが多いです。
作業ミスを減らすことができる
エンジニアの作業の中で画面を切り替えるという作業がかなり多くあります。
例えば、linuxで複数サーバの設定を行う際に同じような黒い画面が複数表示されており、画面移動を繰り返し行っていく内にどのサーバの設定を行っているのかわからなくなる事態が発生する恐れがあります。
仮に設定を間違えて入れてしまったら大変なことになります。
そのためできるだけ画面の切り替えや移動をなくすことで作業ミスを減らすことができます。
まとめ
いかがでしたか。
本記事では、エンジニアの方向けのモニターについて紹介してきました。
私もリモート業務が増えてきており、モニターを購入し作業を行い実際に作業効率が上がったと感じてます。
リモート業務が多くなってきた方やモニターに興味のある方はぜひ、参考にしてみてください。
・モニターのメーカー・おすすめなモニター
・モニターを使うメリット(どういう場面など)