初心者インフラエンジニアの方や、linuxコマンドの勉強をしている方の中で、mkdirコマンドのオプションや見方を知りたいと思っている方いらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、mkdirコマンドのオプションや使い方について画像を用いて詳しく解説しています。
初心者インフラエンジニアの方や、linuxコマンドの勉強をしている方はぜひ、参考にしてみてください。
目次
linux mkdirコマンドとは
mkdirコマンドとは、linuxで新しいディレクトリを作成するコマンドになります。
mkdirコマンドを使用することで、ディレクトリ構造の整理を行う際に役に立ちます。
ファイル作成を行う際に使用するviコマンドと分けて利用しましょう。
linux mkdirコマンドの基本的な使い方
mkdirコマンドには、オプションが多くあります。
その中でオプションを使わずに使用するケースが多いため、まずはオプションなしの使い方を紹介します。
上記のような書式でディレクトリを作成することができます。
コマンドを使用する際に作成したいディレクトリへ移動するまたは作成ディレクトリを指定する必要があります。
また、1回のコマンド実行で複数のディレクトリを作成する際には以下のようなコマンドを使用します。
linux mkdirコマンドオプション
mkdirコマンドの中でよく使うオプションをまとめています。
オプション | 説明 |
-p | 親ディレクトリが存在しない場合でも、必要な親ディレクトリを含めて作成 |
-m | ディレクトリのパーミッション(アクセス権)を指定 |
-v | 作成されたディレクトリの名前を表示 |
-Z | SELinuxセキュリティコンテキストを設定 |
-p・・・親ディレクトリが存在しない場合でも、必要な親ディレクトリを含めて作成
-pオプションは、親ディレクトリが存在しない場合でも、必要な親ディレクトリを含めて作成するオプションです。
書式は以下のようになります。
例えば、test1親ディレクトリとtest2ディレクトリを作成したい場合には以下のようになります。
-m・・・ディレクトリのパーミッション(アクセス権)を指定
-mオプションは、ディレクトリのパーミッション(アクセス権)を指定してディレクトリを作成するオプションです。
書式は以下のようになります。
例えば、パーミッション755のtest1ディレクトリを作成したい場合には以下のようになります。
-v・・・作成されたディレクトリの名前を表示
-vオプションは、作成されたディレクトリの名前を表示しながら作成するオプションです。
書式は以下のようになります。
例えば、/test1ディレクトリを作成した際にディレクトリの名前を表示したい場合には以下のようになります。
-Z・・・SELinuxセキュリティコンテキストを設定
-Zオプションは、ディレクトリを作成する際にSELinuxセキュリティコンテキストを設定しながら作成するオプションです。
書式は以下のようになります。
例えば、/test1ディレクトリを作成した際にSELinuxセキュリティコンテキストを設定したい場合には以下のようになります。
linux mkdirコマンド関連コマンド
linux mkdirコマンドと似ているコマンドについて紹介します。
場面によってどちらのコマンドを使用するのか決めましょう。
viコマンド
viコマンドはファイルを作成するコマンドになります。
rmdirコマンド
rmdirコマンドはディレクトリを削除するコマンドになります。
cpコマンド
cpコマンドはファイルやディレクトリをコピーするコマンドになります。
lsコマンド
lsコマンドはファイルやディレクトリを表示するコマンドになります。
まとめ
いかがでしたか。
本記事では、ディレクトリを作成するlinux mkdirコマンドについて画像を用いて詳しく解説しました。
初心者インフラエンジニアの方や、linuxコマンドの勉強をしている方はぜひ、参考にしてみてください。
・linux mkdirコマンドとは
・linux mkdirコマンドの基本的な使い方
・linux mkdirコマンドオプション
・linux mkdirコマンド関連コマンド