【初心者必見】AWS S3とは?メリット・機能について説明!

AWSの代表的なストレージサービスであるS3について詳しく知りたい方いらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、AWS S3のメリット・使い方について図を用いてわかりやすく解説しています。

AWS初心者の方やAWS S3サービスについて詳しく知りたい方はぜひ、参考にしてみてください。

この記事でわかること

・AWS S3とは?
・AWS S3構成要素
・AWS S3のメリット
・AWS S3の主な機能
・AWS S3の使い方

AWS S3とは

AWS S3とは、Simple Storage Serviceの略で、非常に優れた耐久性ももっており、容量が無制限のオブジェクトストレージサービスになります。

オブジェクトストレージとファイルストレージの違いは、ディレクトリ構造をもっていないためユーザ独自にデータに対してメタデータなどの情報を付与することができます。

AWSのストレージサービスの中で使用することが非常に多いサービスです。

AWS S3構成要素

AWS S3について詳しく説明する前にAWS S3の基礎部分について説明します。

バケット

S3バケットとは、オブジェクトを保存するための領域になります。

バケット名はアカウントやリージョンに関係なくAWSで一意にする必要があります。

オブジェクト

S3オブジェクトとは、S3内に保存されたデータのことを指します。

各オブジェクトにはキーというオブジェクト名が付与され、「バケット名+キー名+バージョンID」でURLが作成されます。

URLをWeb APIなどで指定することでオブジェクトを操作することが可能になっています。

バケットに格納するオブジェクト数には制限はありませんが、1つのオブジェクトサイズは最大5TBまでになります。

メタデータ

メタデータとは、オブジェクトを管理するための情報になります。

オブジェクトの作成日時やサイズなどのデータやアプリケーションに必要な情報をユーザ定義メタデータとして保持することができます。

AWS S3のメリット

AWS S3を使用するメリットを説明します。

AWS S3の使用を検討している方は参考にしてみてください。

セキュリティに優れている

AWS S3内に保存されているデータは、基本的に所有者のみしかアクセスできません

また、アクセスコントロールリストやオブジェクトのバージョンを管理するバージョニング機能などのセキュリティをサポートする機能が多く備わっています。

料金が安い

AWS S3では、安い料金でストレージを使用することができます。

多くあるオブジェクトストレージサービスの中でも安い料金で利用することが可能です。

可用性が高い

AWS S3では、複数箇所にデータを保存することができます。

これにより万が一オブジェクトが消えたとしても、すべてのデータが喪失しないように設計されています。

大容量

AWS S3では、容量を無制限に使用することができ、幅広いデータを記録することが可能です。

また、AWS S3はストレージリソースの需要に応じてスケールアップ・スケールダウンを行うことができます。

AWS S3の主な機能

AWS S3を使用することで主にどのような機能を利用することができるか説明します。

ライフサイクル管理

ライフサイクル管理機能を使用するとオブジェクトを定期的に移行したり、削除することができるようになります。

ライフサイクル管理機能を使用するメリットとしては、ストレージコストを削減することが可能なことです。

ライフサイクル管理機能には2つのアクションがあります。

①移行アクション
オブジェクトを別のストレージクラスに移行するタイミングを定義
②有効期限アクション
オブジェクトの有効期限を定義

①移行アクション

②有効期限アクション

バージョニング機能

バージョニング機能を使用すると同じバケット内でオブジェクトを複数保持することが可能になります。

バージョニング機能を使用するメリットとしては、オブジェクトを誤って削除・上書きした際に簡単に復元できることです。

Webサイトホスティング機能

Webサイトホスティング機能を使用すると静的ウェブサイトをホストすることが可能になります。

Webサイトホスティング機能を利用することで以下ができます。

①デフォルトページの設定
②エラー時のエラーページの表示
③別のバケットやドメインにリダイレクト

署名付きURL

署名付きURLは、S3内のファイルに対して一時的なアクセス権限を付与するためのURLになります。

署名付きURLを使用することで有効期限を設定し、ある特定のオブジェクトからのみアクセスできるようにすることができ、セキュリティ強化の際に使用されることが多いです。

データ暗号化

S3に保存されるデータは、セキュリティ強化のために暗号化することができます。

暗号化の種類として、サーバー側で暗号化する方法とクライアントで暗号化する方法の2つの方法があります。

・サーバー側で暗号化

・クライアント側で暗号化

パブリックアクセスブロック

パブリックアクセスブロック機能を使用するとS3のリソースのパブリックアクセスを制限することができます。

意図していないS3バケットの外部への公開を防ぐ際に利用されることが多いです。

まとめ

いかがでしたか。

本記事では、AWS S3のメリット・使い方などについて図を用いてわかりやすく解説しました。

AWS初心者の方やAWS S3について詳しく知りたい方の参考になっていればうれしいです。

【初心者エンジニア必見!エンジニアが持っておきたい持ち物・ガジェット一覧】

エンジニアにおすすめの持ち物とガジェットを一覧でまとめています。

利用することで作業効率を上げることのできる物を厳選して紹介しているため、エンジニアの方やリモート勤務の方は特に参考にしてみてください。




ABOUT US
はなちゃん
25歳インフラエンジニア5年目のはなちゃんです。 未経験からインフラエンジニアになった経験を生かしてインフラエンジニアの基礎的部分、linux、awsを中心にブログを書いています。 転職サイトを利用した転職経験もあります。 ■保有資格:LPIC lenel3・ITパスポート・AWS SAA ■業務経験:インフラ業務の設計~運用まで