AWS認定資格とは?試験内容や概要、おすすめの参考書を紹介!

AWS認定資格をこれから取ろうと思っている方や今後AWSの知識を身につけていきたいと考えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

多くの企業でAWSを使用しているため、AWS認定資格を取得することがおすすめです。

実際に私はSESとして4企業経験し、そのうち3企業でAWSを使用しました。

本記事では、AWS認定資格の種類や試験内容などについてわかりやすく解説しています。

AWS認定資格をこれから取ろうと思っている方や今後AWSの知識を身につけていきたいと考えている方はぜひ、参考にしてみてください。

この記事でわかること
・AWS認定資格とは
・AWS認定資格のメリット
・AWS認定試験の種類
・AWS認定試験の概要と参考書


AWS認定資格とは?


AWS認定資格とは、アマゾンが提供しているAmazon Web Services上で開発や運用が行える技術と知識を持っていることが証明できる資格になります。

今は多くの企業でクラウドを使っており、その中でも利用実績がありサポートが充実しているAWSを使用している企業が多いです。

そのため、以下のような方は特にAWS認定資格の取得をおすすめします。

また、今はAWSを使用していない方も、今後AWSを使用する可能性は、非常に高いためAWS認定資格の勉強をすることをおすすめします。

・AWSを仕事で使っている方やこれからAWSを使用したいと思っている方
・AWSを使っている企業への転職・就職を考えている方

AWS認定資格のメリット


現役インフラエンジニアの観点からAWS認定資格を取得するメリットを解説していきます。

①AWSの知識を持っている証明ができる

AWS認定資格を取得していると、AWSの知識を持っている人だと証明することができます。

AWS認定資格を持っていると運用や保守といった下流工程だけでなく設計や構築といった上流工程の仕事を任されやすくなります。

逆にAWS認定資格を持っていないとAWS関係の上流工程作業を任されづらく、スキルアップや収入アップが難しくなります。

AWSの設計や構築の業務を行ってみたいと考えている方はAWS認定資格を取得することがかなり大事になります。

②周りからの信頼度が高くなる

AWS認定資格は業務の中で生かすことができるように想定された実践的な問題も出題されるため、業務で大きくチームに貢献することができ、周りからの信頼度も高くなります。

AWS認定資格を持っていないとAWS特有の設定方法などがわからず、スムーズに仕事することが困難になることが多くなります。

チームに貢献し、周りの方から信頼されたい方は取得することをおすすめです。

③転職に有利になる

最近IT業界ではAWSを使っている企業が増えてきています。

実際に私はSESとして4企業を経験しましたが、そのうち3企業でAWSを使用しました。

そのため、AWSの知識を持っている人がほしいと言う企業が多く、AWS認定資格を持っていると多くの企業がほしいと思っている人材になることができるので転職するのが有利になります

逆に最近はAWSの勉強をしている方が多いため、AWSを使っている企業に就職したいと考えている方はAWS認定資格を持っていないと他の方と差をつけれず就職が難しくなってしまいます。

AWSを使用している企業に就職・転職したいと考えている方はAWS認定資格を取ることをおすすめです。

AWS認定試験の種類


出典:AWS 認定(AWS公式)

基礎レベル

基礎レベルは「クラウドプラクティショナー」と呼ばれ、AWS認定試験の中でもっともレベルの低い試験になります。

AWSの使用経験が最低6ヶ月の経験を持っている方が推奨されていますが、これからAWSについて学びたいと思っている方についても基礎レベルが該当します。

アソシエイトレベル

アソシエイトレベルは「ソリューションアーキテクト(設計向け)」、「SysOpsアドミニストレーター(運用向け)」、「デベロッパー(開発者向け)」の3つのカテゴリーに分けられます。

AWSの使用経験が1年間程度の経験を持っている方が推奨されており、AWSの主要サービスの概要や一般的な知識を持っている方についてもこのレベルに該当します。

プロフェッショナルレベル

プロフェッショナルレベルは「ソリューションアーキテクト(設計向け)」、「DevOpsエンジニア(運用・開発向け)」の2つのカテゴリーに分けられます。

AWSの使用経験が2年ほどの方が推奨されており、設計や運用、トラブルシューティング経験がある方についてもこのレベルに該当します。

専門知識レベル

専門知識レベルは、「高度なネットワーキング」「セキュリティ」「機械学習」の3つのカテゴリーに分けられます。

AWS認定資格の専門知識は、AWSでの実務経験が2年以上特定の専門分野で5年以上の経験があるエンジニアを対象とした試験になります。

AWS認定資格の概要・おすすめの参考書


各試験ごとに試験概要とおすすめの参考書について解説しています。

AWS認定試験を受けたいと考えている方は参考にしてみてください。

①クラウドプラクティショナー(基礎レベル)

AWSクラウドプラクティショナーは基礎レベルに分類される試験になります。

試験内容としましては、「クラウドの概念」、「セキュリティ」、「テクノロジー」、「請求と料金」の4つのテーマで問題が出題されます。

クラウドプラクティショナーを保持することで、AWSの基礎的な知識を有している証明になります。
また、業務でAWSについて話しをする際にスムーズに話しができ業務スピードを上げることができます。

・概要

問題数・形式
65問・択一選択または複数選択
時間
90分
合格点
720点以上(1000点中)
料金
11000円(税別)
言語
英語、インドネシア語 (バハサ)、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)

出典:AWS 認定 クラウドプラクティショナー(AWS公式)

・おすすめの参考書

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー

AWSを利用していくのに必要となる「クラウドの概念」「セキュリティ」「テクノロジー」「請求と料金」といったカテゴリを、しっかり丁寧に解説しています。
実際に豊富な構築経験と深い知識を持った著者が、試験の合格のポイントになる知識と解答の考え方が理解できるように構成しています。さらに、練習問題で知識を解答につなげる力がしっかりと身につきます。

出典:amazon.co.jp

②ソリューションアーキテクト(アソシエイトレベル)

ソリューションアーキテクトは、アソシエイトレベルに分類される試験になります。

ソリューションアーキテクトの特徴としては、幅広い分野の問題が出題されることとAWS Well-Architectedフレームワークに沿ったクラウド設計についての問題が出題されます。

AWS Well-Architectedフレームワークって何?

試験内容としては、「高い回復性」、「パフォーマンス」、「セキュアアプリケーション」の3つの観点での設計に関する問題などが出題されます。

AWSの設計や構築の際に効率のいい提案できる証明になるため、設計や構築の業務に携わりたい方はソリューションアーキテクトを取るのがおすすめです。

・概要

問題数・形式
65問・択一選択または複数選択
時間
130分
合格点
720点以上(1000点中)
料金
15000円(税別)
言語
英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)

出典:AWS 認定 ソリューションアーキテクト‐アソシエイト(AWS公式)

・おすすめの参考書

AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト

AWSアーキテクチャに求められる「高い回復性」「高パフォーマンス」「高いセキュリティ」「コスト最適化」「優れた運用・管理」といったカテゴリを、しっかり丁寧に解説しています。

出典:amazon.co.jp

③SysOpsアドミニストレーター(アソシエイトレベル)

SysOpsアドミニストレーターは、アソシエイトレベルに分類される試験になります。

SysOpsアドミニストレーターは、簡単に説明すると本番稼働後のシステムの運用管理スキルを確認する試験になります。

試験内容としては、「AWSのネットワーク」、「仮想化テクノロジー」、「モニタリング」、「セキュリティ」などの問題を中心に、運用に関する問題が出題されます。

AWSの運用を行う際にセキュリティやネットワークの知識を持っていることが証明できるため、運用の業務に携わりたい方はSysOpsアドミニストレーターを取るのがおすすめです。

・概要

問題数・形式
65問・択一選択または複数選択
時間
130分
合格点
720点以上(1000点中)
料金
15000円(税別)
言語
英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)

出典:AWS 認定 SysOps アドミニストレーター – アソシエイト(AWS公式)

・おすすめの参考書

AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト

AWS認定資格の中で、クラウドオペレーションの役割を持つシステム管理者を対象に、管理・運用、デプロイ、セキュリティに関する知識やスキルを持っているかを証明するのが「AWS 認定SysOpsアドミニストレーター?アソシエイト」です。
本書は、2021年に改訂された新しい「SOA-C02」試験に対応した試験対策教科書です。合格に必要な「モニタリング、ロギング、修復」「信頼性と継続性」「デプロイ、プロビジョニング、オートメーション」「セキュリティとコンプライアンス」「ネットワークとコンテンツ配信」「コストとパフォーマンス最適化」といったカテゴリの知識を、しっかり丁寧に解説しています。

出典:amazon.co.jp

④デベロッパー(アソシエイトレベル)

デベロッパーは、アソシエイトレベルに分類される試験になります。

デベロッパーを簡単に説明するとAWSサービスをアプリケーションに組み込んでシステムを実装するための基礎を確認するような試験になっています。

試験内容としましては、「セキュリティ」、「リファクタリング」、「モニタリング」、「トラブルシューティング」などの問題を中心に、アプリ開発や保守に関する問題が出題されます。

AWSのアプリの開発や保守に関する知識を持っている証明になるため、アプリ開発や保守の業務に携わりたい方は、デベロッパーを取るのがおすすめです。

・概要

問題数・形式
65問・択一選択または複数選択
時間
130分
合格点
720点以上(1000点中)
料金
15000円(税別)
言語
英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)

出典:AWS 認定 デベロッパー – アソシエイト(AWS公式)

・おすすめの参考書

徹底攻略AWS認定デベロッパー – アソシエイト教科書

AWS Top Engineer & Ambassador 川畑光平氏が直々に執筆!
AWSが提供するサービスを幅広く網羅して、学習しやすいようサービス単位で細かく解説しています。その解説の詳細さは、本書が対象とするアソシエイト資格の上位資格である「DevOpsエンジニア – プロフェッショナル」の試験対策学習でも、引き続き有効活用できるレベルです。
本文では実際のDVA-C02試験で問われる、重箱の隅を突くような設問にも答えられるよう、出題傾向を徹底分析しています。

出典:amazon.co.jp

⑤ソリューションアーキテクト(プロフェッショナルレベル)

ソリューションアーキテクトは、プロフェッショナルレベルに分類される試験になり、AWS認定試験の中で1番難しいと言われている試験になります。

試験内容としましては、「動的なスケーラビリティ」、「可用性」、「フォールトトレランス」、「信頼性を備えたアプリケーションの設計およびデプロイの知識」などの問題を中心に分散アプリケーション及びシステム設計に関する問題が出題されます。

AWSでの分散アプリケーション及びシステム設計における高度な技術スキルがあることの証明になリます。

・概要

問題数・形式
75問・択一選択または複数選択
時間
180分
合格点
75%以上
料金
30000円(税別)
言語
英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)

出典:AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(AWS公式)

・おすすめの参考書

AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル

プロフェッショナル試験では、具体的な業務要件や課題をもとにしたケース問題が長文で出題されます。試験時間も長く、知識だけではなく思考力や応用力が求められます。合格するためには、問題に示されたシナリオを熟読したうえで最適な答えを導き出す訓練が必要不可欠です。
本書は、このような試験の特徴を踏まえて演習問題とその解説に重点を置き、総仕上げとして模擬試験を掲載しています。さらに、AWSのサービス・機能を概説するとともに、出題されるシナリオの特性をしっかり解説。確かな実力が身に付く1冊です。

出典:amazon.co.jp

⑥DevOpsエンジニア(プロフェッショナルレベル)

DevOpsエンジニアは、プロフェッショナルレベルに分類される試験になります。

試験内容としましては、「最新の開発プロセス」、「運用プロセスについてや運用管理」などの問題が出題を中心に運用及び管理に関する問題が出題されます。

AWSで運用や管理に関する高い可用性や拡張性や自己復旧性の高いシステムを実装できることの証明になります。

・概要

問題数・形式
75問・択一選択または複数選択
時間
180分
合格点
75%以上
料金
30000円(税別)
言語
英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)

出典:AWS 認定 DevOps エンジニア – プロフェッショナル(AWS公式)

・おすすめの参考書

徹底対策 AWS認定 DevOpsエンジニア – プロフェッショナル

この問題集は試験の形式と出題内容をよりよく理解するための非公式の学習リソースです。本番と同様の出題形式とコンテンツドメインに基づいた本番ライクな問題を180問収録しているため、本書で提供される問題を解くことで自信を高め、実際の試験のパフォーマンスを最大限に引き出せるようになることが期待されます。

出典:amazon.co.jp

⑦高度なネットワーキング(専門知識レベル)

高度なネットワーキングは、専門知識レベルに分類される試験になります。

試験内容としましては、「AWSネットワークの設計と実装」、「ハイブリッドITネットワークアーキテクチャの大規模な設計と実装」などの問題を中心に出題されます。

この認定では、AWSおよびハイブリッドITネットワークアーキテクチャを大規模に設計および実装するための高度な技術スキルと経験を証明します。

・概要

問題数・形式
75問・択一選択または複数選択
時間
170分
合格点
1000点中720点以上
料金
30000円(税別)
言語
英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)

出典:AWS Certified Advanced Networking – Specialty(AWS公式)

・おすすめの参考書

要点整理から攻略する『AWS認定 高度なネットワーキングー専門知識』

本書はAWSのネットワークに関する知識を体系的に1冊にまとめました。AWS認定試験を受験される方はもちろん、AWSのネットワークについて学びたい方や、知識をアップデートしたい方にもおすすめの1冊です。

出典:amazon.co.jp

⑧セキュリティ(専門知識レベル)

セキュリティは、専門知識レベルに分類される試験になります。

試験内容としましては、「専門的なデータ分類と AWS のデータ保護メカニズム」、「データ暗号化方法と AWS メカニズムの実装」などの問題を中心に出題されます。

この認定では、AWS クラウドにおけるセキュリティソリューションの作成と実装に関する知識を認定します。

・概要

問題数・形式
75問・択一選択または複数選択
時間
170分
合格点
1000点中720点以上
料金
30000円(税別)
言語
英語、フランス語 (フランス)、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語 (ブラジル)、中国語 (簡体字)、スペイン語 (ラテンアメリカ)

出典:AWS Certified Security – Specialty(AWS公式)

・おすすめの参考書

要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』

本書は「AWS認定 セキュリティ」対策用の受験対策テキストです。
「AWS認定 セキュリティ」は最低2年間のAWSのワークロード保護に関する実務経験を持つセキュリティ担当者を対象とした認定試験です。

出典:amazon.co.jp

⑨機械学習(専門知識レベル)

機械学習は、専門知識レベルに分類される試験になります。

試験内容としましては、「基本的な ML アルゴリズムの基となる考えを表現する能力」、「モデルトレーニング、デプロイと運用のベストプラクティスを実行する能力」などの問題が出題を中心に運用及び管理に関する問題が出題されます。

この認定では、AWS で機械学習 (ML) モデルの構築、トレーニング、チューニングおよびデプロイに関する専門知識を認定します。

・概要

問題数・形式
75問・択一選択または複数選択
時間
170分
合格点
1000点中720点以上
料金
30000円(税別)
言語
英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)

出典:AWS Certified Machine Learning – Specialty(AWS公式)

まとめ


いかがでしたか?

本記事ではAWS認定資格について解説してきました。

この記事を読んでいただきこれからAWS認定資格を受験しようと思っている方やAWS認定資格を受けるか迷っている方のお役に立てていればうれしいです。

私自身も現在仕事でAWSを使用しておりAWSを勉強中のため、一緒にAWSスキルの向上に向けて勉強を頑張りましょう。

今後もAWSや資格についてもブログを書いていきますので、よろしくお願いいたします。

AWSについて勉強できるプログラミングスクールについてはこちら

【初心者エンジニア必見!エンジニアが持っておきたい持ち物・ガジェット一覧】

エンジニアにおすすめの持ち物とガジェットを一覧でまとめています。

利用することで作業効率を上げることのできる物を厳選して紹介しているため、エンジニアの方やリモート勤務の方は特に参考にしてみてください。




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ABOUT US
はなちゃん
25歳インフラエンジニア5年目のはなちゃんです。 未経験からインフラエンジニアになった経験を生かしてインフラエンジニアの基礎的部分、linux、awsを中心にブログを書いています。 転職サイトを利用した転職経験もあります。 ■保有資格:LPIC lenel3・ITパスポート・AWS SAA ■業務経験:インフラ業務の設計~運用まで