インフラエンジニアとは何?インフラエンジニアになるには

インフラエンジニアと聞いて具体的にどういうことをやっているのか想像しづらいですよね。

私自身もインフラエンジニアになる前は、インフラエンジニアと聞いてどんなことをやっているのか想像することが出来ませんでした。


インフラエンジニアについて知りたい方はぜひ、参考にしてみてください。

本記事でわかること
・インフラエンジニアとは何か
・インフラエンジニアの種類・仕事内容・必要なスキル
・インフラエンジニアになるメリット・デメリット
・インフラエンジニアの平均年収
・未経験からインフラエンジニアになるには
・未経験からインフラエンジニアになりたい方が身につけたい資格3選

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そもそもインフラエンジニアとは何か?


インフラとは日本語で「基盤」、「下部構造」という意味です。


基本的に多くの方が想像するインフラとは水道、電気、ガスなどになると思います。


水道、電気、ガスは日常生活に欠かせないものになりますが、IT業界ではサーバやネットワークがそれに該当してきます。

具体的にどういうこと?

例えば皆さんGoogleを使い何か調べものをすることがあると思います。

Google検索についてもネットワークの設定がされていなければ見たいWebページを開くことが出来ません。
また、Webページの情報はサーバで保存している為サーバがなければWebの内容を保存することが出来ません。

そのためWebページを作成する前にネットワークの設定やサーバの設定を行う必要があります。

そのネットワーク設定サーバ設定などを行うのがインフラエンジニアの仕事になってきます。

普通に生活してる中だとあまり見ることができませんが、この仕事がないと様々なシステムを動かすことができないと考えるとIT業界の縁の下の力持ちみたいな感じでかっこいい仕事だなと思いました。

インフラエンジニアとシステムエンジニアの違い

インフラエンジニアとシステムエンジニアって違うの?

インフラエンジニアは、ITインフラの設計・構築・運用を行う業種で主にサーバやネットワークなどの設定を行います。

システムエンジニアは、ITシステム全般の開発を行う仕事になっています。

インフラエンジニアがシステムが動く環境を整えて、システムエンジニアがその環境上にシステムを構築するような流れになっています。

ネットワークエンジニアとサーバエンジニア


インフラエンジニアの中にそれぞれの分野に特化したネットワークエンジニアサーバエンジニアが存在しています。

ここでは、ネットワークエンジニアとサーバエンジニアについて詳しく解説をしています。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアとは、ネットワークに特化した仕事を行うエンジニアのことです。

インターネットを繋ぐためにこの経路で繋ぐことが出来るのか、この経路が一番最適なルートなのかを考え、ルータやスイッチなどのネットワーク機器の設定を行っていきます。

また、ケーブルが他のケーブルと絡まらないように配置するというのもネットワークエンジニアの仕事になるため物理機器にさわる機会が多いです。

ネットワークエンジニアは、物理機器をさわる機会が多いため、物理機器をさわりたい方はおすすめです。

また、ネットワークエンジニアを目指している方はCCNA資格を取得おくと即戦力になることができるので、CCNA資格を取得してみてはいかがでしょうか。

サーバエンジニア

サーバエンジニアとは、サーバに特化した仕事を行うエンジニアのことです。

システムに適したOSやソフトウェアの設定内容を考え、OSやソフトウェアのインストールや設定を行っていきます。

例えば、OS内のメールの設定やネットワークの設定などを行います。

最近では、クラウドが主流になっているためクラウドの知識も必要になります。

クラウドが主流になっていることによりサーバが置いていないオフィスからの作業も可能になっているため実際に物理サーバをさわる機会が少なくなってきています。

awsなどのクラウドや仮想化に興味ある方におすすめです。

インフラエンジニアの仕事内容


インフラエンジニアには大きく分けて「設計」「構築」「運用・保守」といった3つの担当業務に分けられます。

ここでは、「設計」「構築」「運用・保守」について詳しく解説していきます。

設計

設計とは、システムの構成や予算を決めていく業務になります。

どういうシステムを作りたいのかクライアントと認識を合わせていき、システムの設定を考え、設計書を作成する作業になります。

0からシステムを作り出していくという部分があり3つの担当業務の中でも一番専門スキルや能力が必要になリます。

具体的には、技術力はもちろんのこと、クライアントとの打ち合わせがあるため、営業スキルコミュニケーションスキルも必要になってきます。

0からシステムを作りたい方や専門的なスキルがある方はおすすめです。

個人的には初心者からインフラエンジニアになった方は、少し経験を積んでから設計業務を経験する方がいいと思います。

構築

構築とは、設計書を元にシステムを作り、作ったシステムが問題なく動くのかテストを行う業務になります。

設計の段階でシステムの構成が決まっているので、システムをさわりインストールシステム内の設定をしていき、システムが想定通り動くのか確認するまでの作業になります。

もちろん設計の通りに行かない場合があるので設定内容について調査を行い設定をし直すこともあります。

実際に機器をさわり設定したいと思っている方におすすめです。

運用・保守

運用・保守とは、稼働しているシステムにトラブルがないか確認を行い、トラブルがあった際には対処する業務になります。

構築が終わりリリースされたシステムに関しては24時間365日稼働します。
そのため、システムにトラブルがあった際には原因を調査し、早急に対処する作業になります。

また、リリース後のシステムの設定変更があった際に対応することもあります。


基本的には同じトラブルが以前にも起こっている場合が多く対処方法についてはテンプレートがあることが多いです。

未経験でこの業界に入る方はシステムの全体構造やどう動いているのか理解することが出来るためまずは運用・保守業務から始めることをおすすめします。

インフラエンジニアに必要なスキル


インフラエンジニアとして必要になってくるスキルとして専門的な知識・スキル」「コミュニケーションスキル」「忍耐力」が必要になってきます。

ここでは、「専門的な知識・スキル」「コミュニケーションスキル」「忍耐力」について詳しく解説していきます。

専門的な知識・スキル

専門的な知識・スキルとは、具体的にはネットワークの知識やサーバの知識、クラウド・仮想化の知識などになります。

未経験の方はこれだけ聞くとそんなにすぐに知識をつけることが出来ないと感じるかもしれませんが、最初は基礎知識の本を2,3冊読んでみて基本的な内容を理解することから初めて行きましょう。

会社の人も未経験で入社したことを知っているため勉強をしてきているという前向きな姿勢を見せることが重要になってきます。

ですが、年数を重ねるごとに少しずつ専門的知識やスキルが求められるようになってくるので、早い段階から仕事以外の時間でも勉強することをおすすめします。

コミュニケーションスキル

IT業界はコミュニケーションスキルは必要ないのではないかと思われやすいのですがそれは大きな間違えです。

その理由としては、システムを作る際にチームで開発を進めるためコミュニケーションスキルは大事になってきます。

具体的には、システムを作る際に設計書の修正が入ることがありますが、コミュニケーションを取らないと古い設計書を使用したままシステムを作ってしまうような事故に繋がってしまいます。

つまり、コミュニケーションスキルが非常に重要になってきます。

忍耐力

忍耐力とは、辛い、苦しい、怒りなどの感情に耐える力という意味です。

忍耐力がなぜ必要な理由は他の仕事に比べてエンジニアという仕事は慣れるまでに時間がかかる仕事だからです。

覚える知識やスキルが多い分当然だと思いますが、知識やスキルが身につく前にやめていくエンジニアも少なくありません。

つまり、仕事に慣れるまでは忍耐力が非常に重要になってきます。

インフラエンジニアのメリット


私自身インフラエンジニアになって良かったと思うことを3つをあげています。

これからインフラエンジニアになりたいと考えている方は参考にしてみてください。

需要が多く仕事がなくならない

インフラとはITの基盤部分のためITがなくならない限りこの仕事はなくならないと思われます。

また、現状インフラエンジニアの数が足りておらず現在もIT化が進んでいるため今後、さらに需要が高まってくると思われます。

スケールの大きい仕事が出来る

仕事内容として日常でよく使うシステムなどのネットワークやサーバの設定を行うため実際に自分が作ったシステムを使用している人の数がかなり多いためスケールの大きい仕事ができます。

例えば、銀行のシステムやクレジットカードのシステムなどもインフラエンジニアが作っているシステムになります。

専門スキルを身につけることが出来る

IT業界の需要が今後も高まってくると思われますので、専門的なスキルを身につけることができれば個人としての価値を上げることができ、多くの人から求められる存在になることができます。

また、専門スキルを身につけて年収1000万円を超えている方もいます。

インフラエンジニアのデメリット


私自身インフラエンジニアになってデメリットだと思うことをあげています。

これからインフラエンジニアになりたいと考えている方は参考にしてみてください。

基本的に残業時間が多い

IT化が進んでいて人手が足りていないというのが現実で人手が足りていない分1人の仕事量が増え残業時間が多くなっています。

ですが、場所や月によって作業が異なるため残業時間が少ない時もあります。

職種平均残業時間(月)
サーバエンジニア25.1時間
ネットワークエンジニア22.9時間

参考:doda

新しい技術が増えてくるので常に勉強がする必要がある

私たちの生活の中で現在はInstagramが流行っていますが、その前はTwitterが流行っていました。

それと同じでIT業界にも流行というものがあるためその流行の技術に対して勉強が必要になってきます。

勉強するのが好きな方にとってはメリットになってきます。

インフラエンジニアの平均年収

インフラエンジニアが大体どのくらいの年収なのか気になる方いらっしゃると思います。

インフラエンジニアの平均年収を紹介していきます。

会社に所属しているインフラエンジニア

会社に所属しているインフラエンジニアの平均年収は520万円くらいといわれています。

未経験からインフラエンジニアになった方の1年目の平均年収は300万円くらいです。

未経験からでもスキルや技術をつけることで年収を大幅にあげることが可能です。

年齢平均年収
20代350万程度
30代530万程度
40代600万程度
50代660万程度

フリーランスのインフラエンジニア

フリーランスのインフラエンジニアはその人が持っているスキルや技術で変わりますが、月収が25万円~120万円くらいになります。

大体ですが、経験1年未満で25万円~30万円、経験3年で中央値付近の55万円~65万円、経験5年以上で80万円以上が相場となっています。

会社でインフラエンジニアをやるより収入を増やすことができることが多いです。

未経験からインフラエンジニアになるには


私自身未経験からインフラエンジニアになったため未経験からインフラエンジニアになることは可能です。

ITの発展の影響でインフラエンジニアが足りていないため、経験者の求人と一緒に未経験の求人を出している企業が多くなっています。

また、未経験で入社した場合にはいきなり現場に行くのではなく研修の制度をつくっている企業が多いため未経験からも安心してインフラエンジニアになることが出来ます。

未経験からインフラエンジニアになるのが不安な方は、プログラミングスクールに通い、勉強してから入社する形でもいいと思います。

スクール名特徴
ウズウズカレッジ・CCNA資格取得対策が学べる
・ネットワークの基礎を学ぶことができる
ネットビジョンアカデミー・CCNA合格率95%
・ネットワークエンジニアに特化している
Raise Tech・AWSを学ぶことができる
・現場レベルの技術を学ぶことができる
GEEK JOB・最短で22日で就職が可能
・就職率97.8%
CODEGYM ISA・出世払いをすることが可能
・働きながら通うことができる

未経験からインフラエンジニアになりたい方が身につけたい資格3選

未経験からインフラエンジニアになりたい方が身につけておきたい資格を3紹介していきます。

今回紹介する以外にも取得した方がいい資格ありますが、特に取得した方がいい資格を厳選してきます。

資格名難易度合格率更新勉強時間目安
ITパスポート低い50%~60%程度150時間程度
基本情報技術者普通20%~40%程度200時間程度
CCNA普通20%〜30%200時間程度

ITパスポート資格

ITパスポート資格は、ITに関する基本的なスキルを証明できる資格になります。

最近では、専門学生でもITパスポート資格を取得することが多くあり、ITに関する資格の中で1番簡単な資格だと思います。

ITパスポート資格を取得することでITの基本的な部分を網羅的に学ぶことができるので未経験からインフラエンジニアになる方におすすめの資格になっています。

IT初心者の方はまずITパスポート資格から取得してみてもいいかもしれません。

基本情報技術者資格

基本情報技術者資格は、ITエンジニアの基礎部分を学ぶことのできる国家資格になります。

インフラエンジニア企業に入ったらまず、基本情報技術者資格の取得を求められることもある資格で、ITパスポート資格より実践に近い内容を勉強することができます。

基本情報技術者資格を取得することで資格手当が出る企業もあったり、未経験からインフラエンジニアになる方にとって業務でかなり役に立つ資格になります。

シスコ技術者認定 CCNA資格

シスコ技術者認定 CCNA資格は、ネットワーク知識を証明できる民間の資格になります。

プログラミングスクールでCCNA資格を取得してから就職する流れがあるくらい就職するのに有利になる資格になります。

シスコ技術者認定 CCNA資格を取得することでネットワークの基礎知識を網羅的に学ぶことができます。

まとめ


いかがでしたか?

本記事でインフラエンジニアの仕事内容、メリット、デメリットなどについてわかりやすく解説しました。

私自身インフラエンジニアがどういう仕事をしているのかしらなかったので、本記事を読んでいただき、インフラエンジニアについて理解できたり、興味を持つことができていればうれしいです。

今後も初心者インフラエンジニア向けに記事を書いていきますのでよろしくお願いいたします。

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利用することで作業効率を上げることのできる物を厳選して紹介しているため、エンジニアの方やリモート勤務の方は特に参考にしてみてください。




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ABOUT US
はなちゃん
25歳インフラエンジニア5年目のはなちゃんです。 未経験からインフラエンジニアになった経験を生かしてインフラエンジニアの基礎的部分、linux、awsを中心にブログを書いています。 転職サイトを利用した転職経験もあります。 ■保有資格:LPIC lenel3・ITパスポート・AWS SAA ■業務経験:インフラ業務の設計~運用まで